シーサイド道路（波崎）

場所

洋上風力発電所を巡った後は、本来の目的地である波崎のシーサイド道路へ。
海岸に沿うように神栖から波崎までバイクで走ってきました。

ここは係争地のため長らく通行止めでしたが、紆余曲折あって17年ぶりに通行再開。
「山賊が出る」と言われた通行止め区間は、現在どうなってるのかと…。

神栖の洋上風力発電所の北端にある日川浜海水浴場からスタート。
神栖から波崎まで距離がありますが、途中トイレのある海岸はここくらいです。

道端には花が咲き、風力タービンが恐山の風車のように見えて、ここは黄泉の国かと。
臨死体験にある「綺麗な花畑の上を飛んでいく感覚」って、こんな感じでは…？(^^;

関所があったのは緩やかなＳ字カーブの辺りですが、兵つわものどもが夢の跡…。
今となってはよく分からず、係争地だったとは思えないフツーの道路になってました。

ぼっち向きな予感がした休憩施設なんですが、想像通りの場所でした。
車は何台か止まってましたが、人の姿はなく自由に写真や動画を撮れました。

トイレも水道もない公園ですが、鉄骨で出来た風変わりな見晴台があります。
見晴台の下にはベンチがあり強い日差しを避けながら休憩出来ます。

ここは夕日の綺麗な海岸として知られており、夕方になると車が集まってきました。
日が暮れても街灯があるので安心ですが、鳥が巣を作ってたので点灯するのか不明です（汗）

恋人の聖地によくある鐘があったので叩いてみたら、音の響きがイマイチ。(^^;
津波注意の看板があったので、もしや緊急時に鳴らす半鐘だったりして（汗）

この日はたまたまだったのか、目の前に広がる鹿島灘は九十九里浜より波が穏やかでした。
昔は公園のすぐ両脇に風力タービンがあったようですが、撤去されたのか現在はありません。

九十九里浜周辺は住宅や宿泊施設がありますが、ここは散歩する人もおらず人目を気にせず済みます。
遠くの方には波崎ウインドファームの風力タービン群が見えました。

九十九里浜より砂浜は狭いのですが、お陰であまり歩かずに渚まで出られます。
車の走った跡がありましたが、バイクだとスタック必至なのでやめた方がいいと聞いてます。

ここは江戸時代の虚舟の伝説が残る舎利浜に近く、そのせいか今も漂着物が沢山流れ着いてます。
椅子やテーブルまで転がってて、集めた漂着物でデイキャンプ出来そうな感じでした（笑）

ハマグリの貝殻がいっぱい落ちてたので御土産代わりに拾ってきました。
前回の記事に載せたような綺麗な巻貝が欲しかったです。

終着点、波崎新港の空き地にはテトラポッドが並び、遠くには銚子ポートタワーが見えます。
ここの風力タービンの下でラーツーした事がありますが、今は立入禁止になってます。

通行止めだった場所は分かりませんでしたが、シーサイド道路は走りやすく快適でした。
砂浜は人がおらず居心地がよかったので、今度はここで紅の豚ごっこしたいです（笑）

土地争いの件は色々言われてますが、表には出てこない複雑な事情もあると思いますよ。
佐倉でも霊園問題とかありましたけど、このような話は珍しくなく全国で起きてます。

田舎は土地の境界が不明瞭な事が多く、私が昔住んでた街は演習場の中にあったほどです。(^^;
ハレンチ学園は米軍基地の中にありましたが、自衛隊に変えればウチの街と同じです。