ブレーキフルード交換

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交換が必要な理由

納車以来、5年間も交換してなかったブレーキフルードを交換しました。
機能的には全然問題ありませんが、本来は二年で交換する事になってます。

ブレーキフルードは吸湿性があるので定期的に交換する必要があります。

水分を含むとブレーキフルードの沸点が下がるのでベーパーロック現象を起こす危険が。
また水分が金属製のブレーキパイプを腐食させて穴が開く事もあるそうです。

高価なブレーキパイプをもたせるためにもブレーキフルードを交換する必要があります。

使用したもの

元々入ってたのが純正品なのでカワサキ純正のブレーキフルードを使いました。

容量は500mlですが、これで前後のブレーキ両方を交換しても余裕で足りました。
エア抜きなどの作業で結構な量を捨てる事になるので心配だったのですが。

下の商品は500mlではなく1Lのものですが、こんなにはいらないと思います。

交換作業

ブレーキフルードの交換はエアを混入させないように行う必要があります。

ブレーキレバーを握りながらブリードバルブを開き、古いブレーキフルードを抜きます。
この時リザーバタンクが空にならないように新しい液を継ぎ足しながら行います。

くろみん
くろみん

具体的な方法はサービスマニュアルで確認して下さい(汗)

リザーバタンクの塗装が剥げてるのでブレーキフルードが漏れてんじゃないかと気になってました。

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リザーバタンクの窓から覗いた限りではブレーキフルードはまだ綺麗な色をしてましたが……。

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蓋を開けてみてビックリ、琥珀色に変色。色が濁ったら替え時だそうです。真っ黒な場合は相当重症。

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適当なチューブをブリードバルブに繋ぎます。古いブレーキフルードはオイル缶で受けます。

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リヤ側も交換。リザーバタンクが半透明なのでブレーキフルードの濁りがなんとなく分かります。

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リヤも琥珀色。狭い場所にリザーバタンクがあるので新しいブレーキフルードを注ぐのが大変です。

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ブレーキフルードは腐食性があるので作業後に洗車。車体に付着してても目では分からないので。

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エア抜きのコツ

ブレーキレバーを握って圧を掛けながらブリードバルブを開き、圧が抜けたらすぐ閉じる。
これを繰り返します。

必ずブリードバルブを閉じた状態にしてブレーキレバーを戻す。
ブリードバルブを閉じずにブレーキレバーを戻すとエアを吸い込む恐れがあります。

グッ!と握って、ガッ!と開き、クッ!と締める。
このリズムが大切!(笑)

長嶋茂雄みたいな説明しか出来ませんが、すぐにコツが掴めると思います。(^^;;

くろみん
くろみん

写真で説明したかったのですが、両手が塞がり撮影出来ませんでした。

注意点

意外と簡単でしたが、ブレーキは命にかかわりますので慎重に作業した方がいいです。

ブレーキフルードは腐食性があるので作業後は念の為に洗車した方がいいです。
すぐに塗装が剥がれるわけではありませんが、一日放置するとヤバイかも。

ちなみにブレーキフルードは有害物質なので取り扱いには御注意下さい。
水分を吸収しやすいので、しっかり密閉して湿気のない場所に保管する必要があります。

実は昔、ヤマハのブレーキフルードのガスを吸い込んで三日くらい寝込んだ事があります(汗)
ヤマハのは強烈でしたが、それに比べるとカワサキのはマイルドですね。(^^;

くろみん
くろみん

刺激臭もないので実は水じゃないのか?と疑ってます(ぉ..

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