始動系統の不具合
セルスイッチを押してもセルが一発で回らない事がありました。
もう一度押すとセルが回りエンジンは普通に始動します。
一年ほど前から続いてましたが、最近は特に症状が目立つようになりました。
最初はバッテリーやセルスイッチを疑い点検してみましたが、問題なし。
なのでスターターリレーの不具合ではないかと考え、リレーを交換してみました。
交換後はセルスイッチ一発で、きちんと始動するようになりました。
スターターリレー
中央のゴムでカバーされた部品です。
セルモーターの近くにあるのかと思ったら、こんな所にありました。
セルスイッチを押すと「カチッ!」というソレノイドの動作音が聞こえます。
スターターリレーはマグネットスイッチなので通電するたび接点で火花が飛びます。
これを繰り返すうちに接点が焼けて接触不良を起こすようです。
接点を磨けば直りますが、スターターリレーは密閉されており分解出来ません。
なのでバイク店に修理を依頼しても基本的にリレー交換となるようです。
純正部品
リレーなんて\1,000~\2,000で買えると思ってましたが、とんでもない。
カワサキオンラインで価格を調べてみると\7,150もするじゃありませんか!(゚д゚)
実のところVersys-Xに乗り始めて5年経つので近々大規模修繕を予定してます。
今は出来る限り出費を抑えたいので安い互換部品を探してみる事にしました。
ちょっと前まで入院してたので医療費もかかりましたからね…(汗)
互換部品
ただのリレースイッチなので社外品でも問題なく機能すると思います。
Versys-X用が見つからない場合はNinja250用を探してみるといいかも。
Versys-XはNinja250と同じエンジンなので共通部品が多いです。
幾つかある中で形が同じで評判も良さそうな1PZ製のリレーを購入しました。
ゴム製部品の形状が異なるので、そこだけ元のものを再利用しました。
交換作業
リレーの交換は古いのを外して新しいのに差し替えるだけなので簡単です。
ただショートにだけは注意。
面倒なのでバッテリー側のケーブルを外さずに交換作業してたら、なんとショート!
うっかりドライバーで短絡させてしまい、いきなりセルが回りだして超焦りました。
てっきりメインスイッチを切ってれば始動しないものと勘違いしてました。
確かにエンジンに火は入りませんが、セルは回るのです。ヽ(・ω・)/ズコー
もしスターターリレーが壊れたら、この方法でエンジンを始動出来ますね。
思い掛けず古典的なバイク泥の手法をマスターしてしまいました(ぉ..
感想
スターターリレーは消耗品とはいえ、そんなに簡単に傷むものなんでしょうか?
昔乗ってたバイクは手放すまでリレーが壊れたりしかったので少々ガッカリ。
(昔のバイクもレギュレーターが破裂しまくったので高品質とは言えませんが。)
しかし汎用品のリレーで代用が効く事が分かったので、それは収穫でした。
Versys-Xの生産終了で部品が入手困難になっても、これならやっていけそうです。