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フロントフォーク調整[1]突き出し量を10mmに

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今回の作業

納車時から気になってたフロントフォークの突き出し量を調整しました。
バイク屋さんに頼もうかと思いましたが、何度も頼んだら費用が嵩むので。

正確に作業するため低トルク用のトルクレンチを新たに購入しました。
未経験の作業なので入念に下調べした上で作業を始めました。

かかった時間は正味一時間ほど。ボルト4本を緩めるだけで調整可能です。
こんなに簡単なら、もっと早く調整してみればよかったです。

調整目標

私のVersys-Xは足着きが心配なのでリアを20mmローダウンしてます。
でもFフォークはそのままなので前が上がり、まるでアメリカンバイクのような乗車姿勢に。

直進性がいいので長距離を走るのは楽ですが、林道や狭い路地では小回りが効きません。
これまで立ちゴケしたのは、いずれもそんな場所での切り返しです。

今回の目的は車体の前後バランスを修正して前上がりの乗車姿勢を改善する事。
ついでに旋回性能も上げたいところですが直進安定性は犠牲にしたくありません。

どの程度変化するか分からないので、とりあえず控えめに10mmで試す事にしました。

調整作業

フォークは両側同時に緩めるとアライメントが狂うので片方ずつ作業。狭いのでレンチを回しにくい。

インナーチューブが飛び出しました。突き出し量はセンスタを立てて車体を前後に揺すって調整。

ノギスで測定してボルトを締め込み固定。前上がりが改善されシートの違和感がなくなりました。

走行テスト

調整後の第一印象はハンドルが軽くなった事。
これは取り回しでも感じます。

試しにこの設定で近くの双子公園まで走ってみました。

調整後はアンダーステアが改善し、道路に沿って自然に旋回するようになりました。
特に低速での旋回や切り返しが楽になり、突然切れ込む癖もなくなりました。

前輪の軸重が増えた事で接地感が上がったためか、どっしりとした乗り心地に。
前上がりだったシートが水平になったので座り心地も改善しました。

心配なのはフロント荷重の増加による前輪からのスリップダウンでしょうか。
後日、利根川の河川敷で走行テストしてみました。