タイヤの空気圧が高いとセンターばかり減る

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タイヤの偏摩耗

以前タイヤの空気圧とセンターばかり摩耗する件について記事を書きました。
それについてさらに詳しく検証してみたので、今回はその結果報告を……。

空気が抜ける分を考慮して空気圧を少し高め(+10~20kPa)にしてる人が多いそうです。
高めの方が転がり抵抗が減って走りやすく燃費が伸びるので、私もそうしてました。

しかし、それだとタイヤのセンターにばかり荷重が集中して摩耗が進みます。
既定値ピッタリにすればセンターの摩耗を抑えられるのでしょうか?

そこでタイヤ交換を機に空気圧を規定値にして観察してみる事にしました。

現在の摩耗具合

後輪

前回のタイヤ交換から6000km走りましたが、まだセンターには深い溝が残ってます。
10000~12000kmでタイヤ交換してるので道半ばといったところですが。

12000kmは確実に走れますが、このペースなら15000kmまで走れるでしょうか?

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前輪

前輪は後輪と比べるとさらに減りが少ないけど、これはいつも通りです。

運転の仕方にもよりますが、前輪は16000kmも走れるとか……。(ソース
前輪のグリップを失うと詰むので後輪と同時に交換してますが、再考が必要かも。

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タイヤ寿命との関係

寿命が縮む

まだ検証途中ですが、センターの減りは以前より抑えられてる気がします。

過積載気味なら少し高めの方がいいかと思ってましたが、それは間違いでした。
重さでタイヤが潰れた方が接地面が増えてセンターに掛かる負担が減ります。

バイクのタイヤは車と違ってセンターの減り具合で交換時期が決まります。
たとえ両端が沢山残っててもセンターが限界なら交換を迫られます。

長くタイヤをもたせたいのなら空気圧は既定値が無難なようです。

四輪も同じ

クルマの場合も空気圧が高いと同様の問題が生じるようです。
色々考えて行き着いた結論と、そのまんま同じことが書かれてました。

空気圧が高いと路面との接地部分が中央に集中し、トレッドセンター部の偏摩耗が発生しやすくなり、タイヤの寿命を短くしてしまう原因となります。タイヤは溝の深さが一定以上あれば使用可能とされていますが、センター部だけの偏摩耗が早く進むとショルダー部の溝がまだ十分あっても使用不可となり交換しなければなりません。

空気圧が高めのほうがタイヤの変形が少なくなって接地面積が減り、転がり抵抗が減って燃費が良くなるという説もあります。しかし、タイヤの寿命を短くしてまでもメリットになるほどの燃費向上は望めません。

イエローハット: タイヤの空気圧が高めだと生じる弊害とは?

単なる気のせいじゃなくて本当にタイヤのセンターばかり極端に減るのですね。
裏が取れましたので余計な事は考えず、必ず既定値で空気を入れます。(^^;

空気の抜け具合

空気の抜け具合についても気になってましたが、こちらにも変化が……。
既定値ピッタリに入れると空気が抜けるペースも鈍化するようです。

そんな馬鹿な……と思いましたが、なんと二ヶ月放置しても空気圧に変化なし。
以前は一ヶ月すると空気が抜けて、二ヶ月も経つとハンドリングに影響が出ました。

思えば車のタイヤは数ヶ月放置しても空気圧の変化はほとんどありません。
でもこれが当たり前で、私のバイクが異常だっただけなのでしょうか??(爆汗)

空気が抜けるからといって多めに入れると逆に裏目に出る事があるようです。

高すぎる空気圧はバルブの虫ゴムにも悪影響を及ぼすのだとしたら驚きですね。
気温の上昇も関係してくるので、もう少し検証してみないと分かりませんが。