オイルは夏に劣化する
夏場は気温の高さからエンジンが熱くなり、エンジン内部のオイルも高温になります。オイルは高温下で劣化しやすくなるため、それまでに劣化したオイルでは夏場の更なる劣化に耐えられずに熱ダレを起こします。
「バイクは夏前にオイル交換が必要」と言われている理由
熱ダレしたオイルでは満足に潤滑を行うことは出来ないため、エンジンやミッションに負荷がかかります。そして、熱ダレが起こるとシフトの入りが悪くなったり、エンジンの力が弱くなったりといった症状が現れます。こうしたことから、夏前にオイル交換が必要だと言われているのです。
こんな話を聞いたらオイル交換しないわけにはいかないじゃなイカ…。
確かに尋常でない暑さが続いてるのでオイルの劣化が気になってましたが。
前回交換したのは昨年末なので、だいたい半年ぶりの交換です。
一般的には半年毎か距離3,000kmで交換なので、ちょうどいい頃合いです。
…というわけでオイル交換を実施。
使用オイル
昔、安いオイルを使って不具合が出たので今は純正品を使ってます。
「たっかいなー!」と思ったけど調べてみたら昔からこんなもんでした。(^^;
この10年の間に5,000円から5,500円に僅かに値上がりした程度です。
あー、でも今探してみたら6,000円くらいになってますね。
たまにポーン!と安いのが出るんですが、すぐ売り切れてしまうみたい。
オイルフィルター
オイルフィルターは長寿命タイプを使ってるので、今回は交換なし。
ただ前回交換から1年半くらい経ってるので次回は交換しようと思います。
車の話ですが、オイルやオイルフィルターを交換しないとこうなるみたいですよ。
オイルが古くなるとゴム部品を傷めるそうなので気をつけた方がいいですね。
廃油パック
このエーモン製は初めて使いますが、一番小さい2.5Lのものでも300円します。
これも円安の影響かと思ったけど、聞けば原材料の古紙やダンボールが不足気味とか。
ちなみに下のはいつも使ってた廃油パックで、最近まで100円ほどで売られてました。
青いのはバブルの頃?に購入したもので(倉庫に残ってた)、4Lで300円です。
ダンボールでなく紙袋みたいなタイプは初めてですが、何も問題なく普通に使えました。
この中にカウルのボルトとワッシャを落として危うく捨ててしまうところでした(汗)
異径のドレンワッシャ
純正ドレンワッシャと同一サイズのものはキタコ製のこれしかありません。
内径12mm、外径22mm、厚さ2mmで、このサイズは特殊なのか他に見当たりません。
最近はAmazonも直接販売しなくなりマーケットプレイスでしか手に入りません。
2りんかんのようなバイク用品の専門店なら今後も手に入ると思いますが…。
こちらは昔、間違って購入してしまったサイズ違いのドレンワッシャです。
内径と厚みは一緒ですが、外径20mmで純正より一回り小さいです。
しかしこのサイズのドレンワッシャならありふれていて簡単に手に入ります。
価格も安くまとめ買い出来るので、これが利用出来れば大変助かります。
話によると使えないわけでもないらしいので、今回このワッシャを試してみる事に。
これだけ大きさが異なっても、ご覧のようにボルトの頭が収まれば使えるらしい。
でも内径はきちんと規格通りでないとガタついてオイル漏れの原因になります。
大丈夫でっか?
サイズが違うと摩擦や強度の関係で締め付けトルクも若干変わってくると思います。
しかし事情通によると、そこまで厳密にこだわる必要はないみたいです。
本来なら毎回交換するドレンワッシャを何度も使い回したりするくらいですから。
異径のドレンワッシャでも使えれば純正サイズが手に入らなくなっても困りません。
なので将来的な事も考えて実際に使えるのか今回試してみた次第です。
オイルの劣化は感じてませんでしたが、交換後はエンジンが静かになりました。
いかにも滑らかな感じで回っていて、これならこれから暑くなっても安心です。
気になるドレンボルトですが、緩んだりオイルが漏れたりといった事はありません。
今のところ問題は起きてませんが、しばらくは用心しながら走りたいと思います。
何かトラブルがあった場合はここに追記します。