ハプニングタイム!
ここ一ヶ月ほど腰痛に襲われ、しばらくバイクに乗れませんでした。
調子が戻ってきたので筑波山の林道へ行ってみたのですが、そこで悲劇が…。
なんとパンクしてしまいました!
まったく、ヴェルシスのこんな姿は見たくもないなァ…。(TдT)
日没間際の出来事でしたが、山を降りた後だったので、まだ幸い。
なんとか自分で修理して戻れましたが、家に着いたのは翌朝4時です(汗)
過去にも出先でパンクを直した事がありますが、Versys-Xでは初めてです。
これも一種のアドベンチャー! と思い修理に挑んでみたので御覧下さい。
後輪パンク、走行不能
筑波山から国道408号を南下してつくば郊外の交差点に差し掛かった時です。
後輪の挙動がおかしくなりグネグネとうねるような感じが…。
見なくてもパンクと分かったので右折して病院入口の歩道に乗り上げました。
「今日はなぜか足着きがいい、両足とも踵が着く♡」
…と思ったら、実はパンクで空気が抜けて車高が下がってただけでした!(>_<;
バイクを止めようとスタンド出したら向こう側に倒れちゃいましたよ(泣)
困った事になりましたが、何もない山の中で立ち往生しなくてよかったです。
ここは市街地なので夜も明るく、近くには飲食店やホムセンまでありました。
パンクの原因
タイヤを確認すると長さ20mmもある矢じりのような石が刺さってました(汗)
どうも林道でブッ刺さったらしく、この状態で山から40kmも走ってきました。
思えば林道走行中にタイヤの溝に石が挟まったような瞬間がありました。
カチカチ音がしましたが、やがて消えたので自然に外れたものと思ってました。
すぐに石を抜けばパンクせずに済んだかもしれません。
しかし一気に空気が抜けてしまう恐れもあります。
下手すると山から出られなくなったので、どちらが正解なのか悩みますね。
タイヤパンドは通用せず
面倒なのでタイヤパンドで済まそうとしたら、なんと使用期限切れ!(鬼~ッ!!)
中で固まって使えなかったので、たまに確認しておかないとダメですね。
幸いここは市街地、スマホで調べるとすぐ近くにホムセンがありました!(ラッキー♪)
ここで新しいタイヤパンドや、その他修理に使えそうなものを調達しました。
これで直れば儲けものですが、穴が大きいため泡が吹き出して止まりません!(外道~ッッ!)
説明書によると3mm以上の穴は塞げないとの事なので補修パッチで直すしかありません。
ビード落とし
チューブタイヤの修理は大変で、ネットで調べると車輪まで取り外して作業してます。
でも、そこまでしなくてもタイヤとホイールの隙間からチューブを引き出せば直せます。
バイクを少し走らせると車両の重みで勝手にビードが落ちます。
この方法なら車輪を外したりホイールを抜く必要はありません。
リムが傷付く恐れがありますが、素手でビードを落とすのは不可能です。
あとはタイヤレバーでビードを持ち上げれば隙間から指でチューブを引き出せます。
補修パッチ
チューブタイヤの修理は自転車のパンク修理と同じです。
パンク穴の周辺を紙やすりで荒らして接着剤を塗り補修パッチを貼りつけます。
穴がバルブの根元だとパッチ修理は難しそうですが、瞬着で穴を塞げるかも…?
試しに空気を入れて漏れがないか、よく確認してからチューブをタイヤ内に戻します。
大変そうに見えますが、実際やってみると作業自体はそんなに難しくありません。
携帯用ポンプ
以前紹介したこの自転車用ポンプ、指定圧の約半分、110kPaまでしか入りませんでした。
家で試した時は大丈夫だったんですが、修理で使えなかったので記事を訂正しておきました。
申し訳ありません。m(__)m
仕方ないのでスタンドで空気を補充しようとしたら深夜なので店員がおらず(汗)
幸い半分の空気圧でも走れましたが、やはり自分でポンプを用意しておかないとダメですね。
2りんかんで買ったこちらのバイク用ポンプは問題なく使えるので、今後はこれを携帯します。
謎のピットスペース
近くにピットみたいな謎スペースがあったので勝手に使わせてもらいました。
歩道だと邪魔になるので安全な場所に移動してから作業しました。
心配して声掛けてくれた親切な女性もおりましたが、わざわざありがとうございます。
私は不審者ではございません。(^^;;;;
バイクに乗ってればパンクは避けられませんが、今回のことで自信がつきました。
しかも修理の難しいチューブタイヤでも自分で直して帰ってこれたので。
これでアドべンチャラーのメンツは丸立ちじゃーっ!!(ドヤァ
ロードサービスの問題点
昼間なら保険に付帯してるロードサービスを使えば手間と時間の節約になります。
でもラリードライバーなどは故障しても自分で修理して戻ってきますからね。
人に頼めば楽だけど、自分で出来る事はなるべく自分でしたいと思ってます。
とりあえず自分で試してダメなら翌朝ロードサービスを呼んでもいいと思いました。
テントで一晩過ごしてからロードサービスを呼んだ人もいるようなので。(^^;
ロードサービスを呼んでも、その場でパンク修理してくれる訳ではありません。
基本的にレッカーで近くのバイク店に運ぶことになりますが、営業時間外は無理です。
しかも人間は運んでもらえず電車なりで自宅まで帰るしかないようで…(汗)
下はクルマの例ですが、深夜だとさらに厄介な事になりそうです。
あってよかったもの
実際にパンク修理で役に立ったものを挙げておきますので参考にして下さい。
自宅なら道具も色々ありますが、出先では手元にあるもので直すしかありません。
道具 | 備考 |
---|---|
補修パッチ | チューブに開いた穴を埋めるためのゴム製パッチです。 |
ゴム系接着剤 | いざという時に使えないと困るので未開封のものを。 |
瞬間接着剤 | ゴム系接着剤でダメな場合は、これが役立ちそうです。 |
紙やすり | チューブの表面を荒らしてパッチを付きやすくします。 |
タイヤパンド | 今回は無理でしたが、これで直ればラッキーです。 |
タイヤレバー | 2本あれば十分ですが、3本あるとタイヤを外せます。 |
リムプロテクター | タイヤレバーを掛けてもリムに傷がつきません。 |
センタースタンド | 後輪を浮かせて作業出来るので便利でした。 |
補助スタンド | センタースタンドがない場合、これで代用出来ます。 |
マルチツール | 刺さった石を抜き取るのにラジオペンチが役立ちました。 |
LEDライト | 夜間は照明が必要です。GoPro用ライトが役立ちました。 |
パンク修理後
正直、面倒臭かったけど、チューブタイヤでもパンクを直せる事を証明出来ました。
最初の段階でビードが落ちてたので、ここでチューブを引き出せば早く直せたかも。
結果的に二度手間になってしまいましたが、タイヤパンドも無駄ではなかったと思います。
タイヤパンドとパンク修理キット、二種類用意しておくと安心です。
帰還後、数日経っても空気が抜ける様子はありません。
補修パッチで修理したので大丈夫だと思いますが、念のためチューブは交換しようかと。
タイヤパンドの場合は応急措置に過ぎないので必ずチューブを交換した方がいいです。
それにしてもパンク知らずの無敵艦隊GP-210がパンクするとは思いませんでした。
皆様も準備は怠りなくパンクにはくれぐれも御用心下さい。