クラッチメンテ
クラッチレバーからキコキコ音がするのでグリスアップする事にしました。
以前は万能グリースを使ってましたが、今回はシリコングリースを使いました。
シリコングリースは水に強いので雨に晒されるクラッチレバーに向いてます。
ワイヤーのメンテもニ年くらいやってないので、こちらも注油することにしました。
いつも余ったエンジンオイルを注油してましたが、今回はシリコーンスプレーを使いました。
外装の艶出しに使ってるスプレーですが、やたら滑りが良くなるので試してみようかと。
過去の記事を見たらケーブルにスプレーグリスを吹き込んだり酷い真似してますね。(^^;;
普通のグリスは時間が経つと固まって動きが渋くなるので絶対にやめた方がいいです。
エンジンオイルも時間が経つと徐々に固くなりワイヤーの動きが悪くなります。
レバーのグリスアップ
ワイヤーを外しクラッチレバーのピンを抜いて、パーツクリーナーで古いグリスを飛ばします。
ピンがグリス切れを起こすとレバーからキコキコ音がします。なのでここにシリコングリースを。
一度引っこ抜かないとグリスアップ出来ないのが面倒ですが、ピンに塗らないと音は消えません。
ワイヤーへの注油
続いてワイヤーに注油。洗浄と防錆のためCRC5-56をしこたま噴射後、シリコーンスプレーを。
ワイヤーの末端部分は水が入らないようにウレアグリスをたっぷり塗り込んでおきました。
金属の擦れる感じがなくなりレバーが軽くなりました。動きがいいと気分も軽くなります♪
グリース類
以前、間違った事を書いてたので、グリース類について今一度、整理してみます。
レバーには最初、何にでも使える万能グリース(リチウムグリース)を使ってました。
見掛けはベタベタして強そうに見えますが、実はあまりもちません。
ウレアグリースはユルくて頼りないんですが、万能グリースより水に強いです。
時間が経っても残り続け、雨で流れてしまう事はありませんでした。
ブレーキキャリパーのような場所には、もっとも水に強いシリコングリースが向いてます。
クラッチレバーのピンもシリコングリースを塗るようマニュアルで指示されてます。
ワイヤー潤滑剤
これではありませんが、ホムセンで買ったスプレーグリスをワイヤーに吹いたら大変な事に。
時間が経つとワイヤー内部でドロドロになりレバーが目に見えて重くなりました。
艶出しのために購入したシリコーンスプレーですが、本来の役目は潤滑です。
製品説明にバイクと書かれてるので、これなら安心して使えます。
今回は手元にあるものでメンテしましたが、今度はワイヤー潤滑剤を用意しておきます。
下の製品は防錆・潤滑成分に加えてフッ素樹脂の粉末が入ってるので摩擦軽減に効果的です。
感想
今回はシリコーンスプレーとCRC5-56をクラッチワイヤーに注油しました。
やはりエンジンオイルと比べるとシリコーンスプレーの方が動きが滑らかです。
納車の時、あまりにクラッチが軽いので驚いた事を思い出しました。
シリコーンスプレーの成分はクラッチレバーに使ったシリコングリースと同じはず。
それなら水にも強いので長くワイヤー内に留まって潤滑を維持してくれそうです。
シリコーンスプレーはサラサラしていて強そうには見えないのですが。(^^;
CRC5-56は錆止めに使いましたが、樹脂を侵すので気になる人もいるのではないかと。
簡単に駄目になる事はありませんが、心配ならシリコーンスプレーだけで十分です。
色々試しましたが、やはり潤滑にはシリコーンスプレーが一番向いてるようです。
特に手を掛けなくても一年くらい普通に潤滑を維持するので安心して使えます。