自力修理
突風で横転し損傷したVersys-Xの修理を試みました。
あくまで自分で出来る範囲内で……。

くろみん
この間タイヤ交換したばかりなのに、今度は修理に追われる事になるとは(汗)
ダメージは大きかったもののハンドルの曲がりはなくホッとしました。
傾いたエンジンガードはボルトを増し締めしただけで直りました。
でも傷ついたマフラーやパニアは直すのが大変で一週間かかりました。
自己流のテキトー修理ですが、参考までに修復過程を紹介します。
マフラーカバー
ついに板金デビュー。+ドライバーとハンマーで凹んだ部分を裏から叩き出して整形。
ガリガリになった表面はダイヤモンドの平ヤスリで削り耐水ペーパーで磨きます。
ピカールを塗ってリューターでバフ掛けしたら転かす前より綺麗になりました。(^^;
サイドパニア
樹脂部分は方法を模索しながら修復。まずヤスリでバリをとって表面を整えます。
樹脂は削ると白くなり艶を戻すのが難しい。でもこれは大した問題ではありません。
なぜならパニアは左右同じ形状なので、左右を入れ替えれば新品同様に!(ぉ..
純正パニア唯一の長所かも。ポリメイトで磨いて、あとはステッカーを貼るだけ。
バーナーで軽く炙り表面を溶かす事で曇った樹脂の艶を取り戻す方法があるそうです。
パニアやハンドガードは無塗装樹脂なので、この方法が使えるかもしれません。
ブラケット
パニアのステーが曲がって傾いてます。曲がってるのは付け根の二箇所だけ。
倒れた衝撃でこれだけ捻れて曲がってます。ここを修正すれば元に戻ります。
作業台で押さえてモンキーで挟んで曲げるだけ。思ったより簡単に曲がります。
水平状態復元。応力が集中するのはステーの付け根だけなので修正は意外と簡単。
ハンドガード
擦って出来たバリを思い切ってヤスリで削り落とします。余計に傷を広げそうで怖いけど。
削った部分には黒の錆止め塗料を。塗面が厚いのである程度は傷を埋めてくれます。
乾いたら塗料剥離剤で軽く拭ってなじませます。バフ掛けより簡単に仕上がります。
バックミラー
こちらの傷は気になるほどではなかったので、そのままでもよかったのですが…。
ハンドガードと同じ方法で修復しました。樹脂の修復はこの方法が一番いいみたい。
その他
削れたウィンカーの角に塗料を塗って目隠し。これで修復作業はだいたい完了。
カメラマウントの削れた部分も塗料で目隠し。これだけやれば十分でしょう。
あれだけ激しく倒されたのにカウルが無傷なのは幸いでした。カウルが割れたら大変でした。
感想
気にならない程度に自力修復出来た事に自分でも驚いてます。
転かすたびにキズ修復のスキルが向上していくのは笑えますが。(^^;;
バイクショップに修理に出すと部品交換でかなりの額がかかるでしょう。
手間と時間はかかりましたが、お金かけずに修理出来て良かったです。
アドベンチャーバイクの性格を考えれば傷とは無縁でいられません。
直せる限りは自分で直しながら今後も乗り続けようと思います。

くろみん