思い出ツーリング
梅雨の晴れ間に房総半島を海沿いに一周してきました。
二輪免許を取ったばかりの頃、一人で房総半島を一周してみた事があります。
それが非常に楽しかったので、再びバイクで一周してみようと思いました。
昔と同様に千葉を起点に木更津、館山、鴨川、勝浦と、左回りに房総半島を一周。
子供の頃によく行った場所も巡ったので、まるで思い出ツーリングに……。
色々立ち寄ったせいで南端の野島崎に着いた頃には日が暮れてしまいました。
そのため後半はほとんど写真がありません。
袖ヶ浦
千葉から国道16号線を南下して埋立地にある東京ガスの袖ヶ浦火力発電所へ。子供の頃よく家族で釣りに来てたので立ち寄ってみました。
奥の壁の向こうに放水路がありクロダイが釣れました。昔は壁に侵入用のハシゴが立て掛けられてましたが、今は立入禁止で残ってません。
今は放水路の脇の岸壁が釣り場になってるようです。付近の岸壁ではアジ釣りが出来たのですが、今はどこも立ち入り禁止ばかりです。
かつて工場地帯には専用鉄道が走ってました。写真は踏切だったとこ。タンク車を見ると工場地帯に来た実感が湧いたのですが。
それにしても内房は外房と違い活気があります。人間の営みが感じられる。船も頻繁に往来してるし、外房のような寂しさはありません。
バイクで岸壁に出られたので堤防脇で写真撮影。堤防脇は土砂が流出して陥没してる場所もあったので、今思うと少々危なかったかも。
富津岬
次は富津岬へ。軽い気持ちで向かったのに岬の先まで結構遠いです。先端まで20kmくらいでしょうか。気持ちのいい直線道路が続きます。
海沿いの道は日陰もなく暑い。薄着で来てよかったです。この時期すでに海っぺりは日差しが強く、首の後ろが真っ赤に焼けてしまいました。
富津岬の展望塔。補修工事してたので登れませんでした。もう一度この上に登ってみたかったので残念です。いつかリベンジします。
休日は分かりませんが、平日はほとんど人がいませんので、ぶらりとやって来て浜や展望塔で一日過ごしてみるのもいいかも。
このあと金谷に向かうも道を間違えて山の中のダムに出てしまいました。ここで変なオサーンに捕まり一時間以上も無駄話につき合わされました。
金谷
この辺りから風景が一気に房総らしくなります。海沿いを走る電車は今のステンレス車両より青い113系の方がローカル線っぽくて好きでした。
浜金谷到着。東京湾フェリーにはチーバくんがプリントされてました。そのうちこのフェリーに乗って対岸の久里浜へ行ってみたいです。
眼前にそびえ立つ鋸山。この辺りからいよいよ房総という感じ。でもダムで足止めを喰らったせいでもう昼過ぎです。オサーン許すまじ。
館山
塩見海岸。子供の頃に家族で海水浴に来たので寄ってみました。波の穏やかな浜辺でしたが、砂浜には防潮堤が築かれていて興醒めしました。
海上自衛隊館山航空基地のすぐ脇にツーリングスポットとして有名な沖ノ島があります。島といっても地続きで歩いて渡れる状態です。
やはりツーリングスポットになってるだけあってバイクで来てる人がチラホラいました。Yaeh!はしてくれませんでしたが(笑)
昔この辺りに迷い込んで兵隊に追いかけられた事があります。理由は分かりませんが、基地周辺は当時立ち入り禁止だったんでしょうか?
基地のすぐ傍だし、警察車両も頻繁にパトロールしてるので治安はいいのかと思ったら、付近にはこんなDQNスポットが……。
野島崎
館山から野島崎へ向かう房総フラワーライン。しばらくこんな道が続きます。何もありませんが、春先は花で溢れたりするんでしょうか。
野島崎到着。写真では明るく見えますが、すでに日没間際です。クッソ高いホテルばかりですが、余裕のある人は泊まりで来た方がいいです。
周辺の土産物屋はすべて閉まってしまい人の姿はありません。一休みしたかったのに食べるところもないのですよ。トホホ……。
灯台はライトアップしてます。もっと暗くなると灯台が白く浮かび上がります。疲れたので付近のベンチで一時間ほど寝てしまいました。
後半ナイトランになるとは。でもフォグランプがあるので心強いです。外房の道路は真っ暗で街灯もなく、どこが海なのかも分かりません。
雨の中一気に自宅まで。走行距離は326km いつもの倍です。南房総へは当分行けないと思うので、お土産もいっぱい買ってきました。
感想
房総は海岸線が長いので海沿いに走ると時間が掛かります。
それこそ日光へ行く方が楽なんじゃないかと……。
でも昔は酷かった渋滞はアクアラインが出来たお陰で解消したようです。
ただ房総半島を一周りするだけなら一日あれば十分です。
でも観光するならポイントを絞らないと時間が足りません。
内房の工場地帯はただの産業道路なので、あまり面白くありません。
館山道で一気に移動してしまう方が南房総の景色を楽しめていいかも。
今回それなりに長距離を走ったらバイクで遠出する自信がつきました。
県内ツーリングに慣れたら、そのうち他県へも遠征してみたいです。