謎の御城
常総バイパス(国道294号)を走っていると遠くに大きな御城が見えます。
この辺りの地形はまっ平らなので遠くからでも御城がよく見えます。
しかし、この辺りに名城があると聞いた事はありません。
「あれはいったい何だろう?」と、ここを通るといつも思ってました。
この素性不明の御城、地元土建屋の社長が趣味で建てた邸宅だと聞いた事があります。
かの選挙侍、故羽柴誠三秀吉氏(自宅が御城)と勘違いしてそうな気がしますが……。(^^;
しかし城周辺にある櫓は、どれも重機置き場やセメント工場の脇に建ってます。
なので私も地元土建屋の所有物なのではないかと半分本気で思ってました。
立地場所
場所は常総市、地図では地域交流センターとなってます。
通称「豊田城」とありますが、観光用に作られた御城なのでしょうか。
他にも常総バイパス沿いに櫓がいくつか建ってますが、古いものなのか不明です。
ちなみに周辺には本物の城跡が点在してますが、今は何も残ってません。
御城の様子
望遠レンズで寄ってみました。
かなり大きく立派な御城ですが、それほど古いものではなさそうです。
もっと近くで見てみたいけど思ったように近付けないんですよね。
周りはご覧の通りで、とても部外者が立ち入れる状況じゃありません。
でも、この空き地を大きく迂回して裏側へ回ると御城に行けるようです。
その正体
実際のところ何なのか調べてみたところ、公民館のような施設らしい。
本物の豊田城は近くを流れる小貝川の岸にあったらしく、今ある城は別物。
周辺に点在する櫓は古からある本物なのか、よく分かりませんでした。
建物内には図書館や博物館があり地元の人達が集う場所になってます。
展示室には甲冑や刀など地元の郷土資料が展示されてるようです。
展望室は眺めがよく筑波山をはじめ地域一帯を見渡せるようです。
二輪通行規制で近付けない筑波山より、こちらに来た方が面白いかも。
この辺りに来たら立ち寄って中に入ってみたいと思います。