場所
工事中のまま放置されてたループ橋が二十年かけてついに完成!
通称「天津ループ橋」、正式名称「清澄山道ループ橋」です。
このループ橋、未完のまま廃墟となるのかと思ったら突然の工事再開。
唐突にやる気出して完成させましたが、いったいどうしたんでしょうね?
千葉民は飽きっぽいのか粘り強いのか、よく分かりません。(^^;
天津ループ橋
鴨川付近の天津バイパスから県道81号線に入り、しばらく進むと変な構造物が見えてきます。
ループ橋の入口が見えます。清澄養老ライン(県道81号線)の天津側出口にあたります。
伊豆の河津七滝ループ橋みたいにするつもりが、予算と技術的な問題で設計変更されたらしい。
落っこちそうで超怖い。スピード出しすぎてダイブしてしまう人が、いつか現れそうな予感!
ループ橋を登りきった所でバイクを止めてループ部分を撮影。以前はここで途切れてたそうです。
下を覗くと今走ってきたループ橋の入口付近が見えます。高速道路入口のランプみたいな感じ。
まだ工事用の足場が残ってました。橋の完成からすでに半年くらい経ってるんですけど。
ループ橋を過ぎるととただの登り坂に。この先の上りカーブが設計変更された場所っぽい。
道路脇にバイクを停めるのに好都合なスペースがありました。退避用のスペースでしょうか?
意外と通行量がありますが、このスペースに車は入れないのでバイクを止めて休んだり出来ます。
何もないけど、ここで景色を眺めながら弁当を食べました。ちなみに弁当箱は当時物です。(^^;
設計変更部分
せっかくなのでバイクを止めて景色を眺めながら歩いて山の上まで登ってみました。
山の上から太平洋が見えます。意外と標高差があるのかバイクで走ると耳がツンツンします。
自動車専用かと思いきや、地元の人の生活道路でもあるので人や自転車も通行可能らしい。
でも歩道はすぐに途切れます。まだ法面を工事中なのか道路脇に工事用具が残されてました。
ループ橋はここを上がりきった場所で終了。この先でまだ残ってる狭い旧道に合流します。
旧道との接続部分。右奥の下り坂も旧道です。昔ここがヘアピンカーブになってました。
文字通りのボトルネック。ここをなんとかしないと橋だけ作っても意味ない気がします。
狭路を抜けると再び整備された広い道路に出ます。課題は先ほどの狭路部分だけです。
動画
ループ橋をバイクで走ったり周辺を散策しながら動画を撮ってきました。
鬱陶しいので字幕は付けませんでしたが、説明くらい添えた方がよかったでしょうか…?
せっかくなのでループ橋の完成以前に走った動画もついでに載せておきます。
清澄養老ラインを走った時の動画ですが、今も手つかずの狭路部分が一部映ってます。
建設の目的
このループ橋、この先の清澄寺に観光バスを入れるために作ったと聞いてます。
なにげに立派なお寺なのに交通の便が悪くて観光客を呼べなかったので。
近くの鯛の浦にある誕生寺は賑わってますから、あのようにしたいのでしょう。
建設記録
調べてみると工事の様子を記録してるサイトが見つかりました。
どのように設計変更されたのか、よく分かると思います。
ループ橋を作ったものの、その先の新ルートを作れず断念したっぽい。
暫定措置として旧道に無理くり繋げてしまったみたいですね、ひでぇ…。(^_^;
ループ橋が出来た後も、つづら折りの旧道は廃止されずに残ってます。
以前はどんな感じだったのか、こちらもバイクで走ってみると面白いと思います。