クーラント交換

※このサイトには広告が含まれています
Img 5418
スポンサーリンク

今回の作業

今回はクーラントを交換しました。規定では4年毎に交換する事になってます。
クーラントは使い続けると汚れが溜まるし錆止めの効果も薄れてきます。

Versys-Xの場合、必要なクーラントの量は1.5Lです。
原液を倍に薄めるので1Lの缶一つあれば足ります。

クーラント排出

ラジエーターキャップはリザーブタンクの下にあります。カウルを外さないと作業出来ないので大変。

Img 5419

色鮮やかなカワサキグリーン。濁りもなくまだ使えそうです。泡立つようなら交換時期だそうです。

Img 5418

ドレンボルトはポンプの下に3つ並んだボルトの真ん中です。これ間違ったらエライ事になりますね。

Img 5414

ドレンボルトを外してクーラントを排出。オイル受けが行方不明なので洗面器で受けてます(汗)

Img 5429

こんなん出ましたけど~♡ by泉アツノ …などと笑ってますが、一応有害物質なので扱いは慎重に。

Img 5434

写真中央のシリンダー側ドレンボルトも外します。ラジエーターに水道水を注ぎ込み冷却経路を洗浄。

Img 5568

リザーブタンクの中のクーラントも排出。洗浄後しばらく放置して冷却経路の水を完全に排出します。

Img 5436

クーラント注入

ドレンワッシャは内径6mmです。外径は10mmありましたが、元のワッシャより1mm小さかったです。

Img 5385

元のワッシャは変形してたので交換。一回り小さいけどボルトの頭はちゃんと収まるので大丈夫かと。

Img 5564

シリンダー側は材質が違うので元のワッシャを再利用しました。こちらは変形がないので大丈夫かと。

Img 5441

原液を水道水で倍に薄めてクーラントを作ります。濃すぎると冷却性能が落ちるそうです。

Img 5451

エアが混入しないようにクーラントをジョッキでゆっくり注入。余りましたが、理由は後に判明。

Img 5457

クーラントが溢れたので水で洗い流しました。タイヤに付着すると滑って転倒する恐れがあります。

Img 5467

エア抜き

なんとエア抜きを忘れて翌日やり直し! 蓋を外してエンジンを回すとボコボコと空気が出ました。

Img 5473

空気が抜けた分クーラントが減ったので前日の残りを追加。余ったのはエアが抜けてなかったから。

Img 5505

アッパーレベルまで追加します。いちいちカウルを外さないと点検出来ないのは非常に不便ですね。

Img 5507

クーラントを交換したら必ず冷却経路のエア抜きをする必要があります。
でないとクーラントが吹き出したりオーバーヒートの危険があるそうです。

ドレンワッシャのサイズ

今回使用したドレンワッシャの寸法は内径6mm外径10mmです。

もともとバイクに付いていたものは外径が11mmありました。
12mmや13mmはありますが、11mmは探しても見つかりませんでした。

ドレンボルトの締め付けトルク

同じ6mmのドレンボルトでもポンプ部分とシリンダー部分では締め付けトルクが違います。
シリンダー部分は柔いので気をつけないと捩じ切ってしまう恐れがあります。

クランクケースのネジ穴を潰すと莫大な修理費が掛かるので慎重な作業が求められます。

ドレンボルト締め付けトルク
  • ポンプ部分: 9.8N·m
  • シリンダー部分: 5.9N·m

感想

先送りしていたクーラントの交換が終わったのでスッキリしました。

5年間走ったにもかかわらず、その間クーラントが減る事はありませんでした。
もし汚れや減りが激しいようならバイク屋さんで点検してもらった方がいいです。

交換サイクルが長いので忘れがちですが、すぐに不具合が起きるものではありません。
しかし車両寿命にも影響してくるので面倒でも交換した方がいいと思います。