遅まきながら光軸調整
ずっと気になっていたヘッドライトの光軸調整を行いました。
4年前にバルブをLED化した際に光軸が狂ってしまい気になってました。
しかし調整用ネジへのアクセス方法が分からず先送りしてました。
先日ポジションランプをLED化するためヘッドライト回りをバラしました。
その時に周辺の構造を調べてようやく調整方法が分かりました。

カウルをバラさなくても調整出来ました。
調整に必要な道具
光軸調整は30cmくらいのドライバーで光軸調整用ネジを回して行います。
ちなみに本来は光軸調整レンチという専用工具を使って行うそうです。
先端が通常のドライバーとは異なり歯車を舐めにくくなってます。
調整用ネジはヘッドライトの裏側にありますが、どこからドライバーを差し込めばいいのやら。
このバイクは整備性がアレなのでカウルを剥がさないと無理なのかと思ってしまいました。

差込口はヘッドライト下
バラしてみて分かりましたが、差込口はヘッドライトの真下にありました。
真下から上に向けてドライバーを差し込むと調整用ネジにアクセス出来ます。
誘導用のガイドがないのでドライバーをネジまで到達させるのが大変です。
場所が違ったり中途半端な挿さり方だと回しても空回りするだけです。

光軸調整用ネジの位置
こちらが問題の光軸調整用ネジなんですが、超絶深い場所にあります。
ハンドルの方からヘッドライトの裏側を覗き込むと見えます。
よく見ると真下とは別の方向からもドライバーを差し込めそうです。
そちら側からアクセスした方が楽に作業出来るのでしょうか?
このボルトの頭に直接ソケットレンチを被せて調整出来れば楽なんですけどね~。
しかしこのボルトは調整用歯車を貫通して裏側のナットでとまってるだけです。
歯車とボルトは別体なので、いくら回しても軸のボルトがスッポ抜けるだけです。
裏側のナットが外れるとバラバラになり簡単には元に戻せなくなるそうです(汗)

具体的な調整方法
ドライバーを二本使って左右のネジを同時に操作しました。
作業中にスッポ抜けてしまうのはなんとかならないものでしょうか。
調整用ネジの操作方法は簡単に説明するとこんな感じです。
両方のネジを同じ方向に回すと左右の調整。
両方のネジを違う方向に回すと上下の調整。

壁から10m離して調整
車庫だと狭いので広い洗車場で調整してみる事にしました。
車検のないバイクなら厳密に調整しなくても大丈夫みたいですが。
ライトをハイビームにして10m先で高さが1/5下がるように調整します。
Versys-Xのライトは高さ80cmなので照射先の高さは64cmになります。
手にしてるのはレーザー距離計ですが、スケールが使えない時は便利です。

光が反射してセンターが分からないのでバイクの前に出て直接目で確認しました。
壁の前に立って目線を下げながら一番眩しく見える高さを測定しました。
目が眩みますが、目視で直接確認するのが一番正確な気がします。(+_+;
ちなみにカットオフラインはバイクの場合、関係ないみたいです。

調整の結果
何度もやり直してたら夜が明けてしまいましたが、なんとかよさげな感じになりました。
ロービームにするとちゃんと路面を照らすようになりました。
以前は空を照らしていたので格段に運転しやすくなりました。
たまたまヘッドライトと同じ高さのフェンスがあったので、ここでもテスト。
ハイビームではフェンスの枠が照らされてロービームでは照らされません。
これなら対向車の運転手も眩しく感じる事はないでしょう。
感想
夜バイクを運転していると対向車からハイビームされる事がたまにありました。
後ろに荷物を沢山積むと姿勢が前上がりになるので、そのせいかと思ってました。
しかしやっぱりライトが上向き気味だったんですね(スマ..
ヘッドライトLED化の話はよく見掛けますが、光軸の再調整には触れてません。
なので特に必要ないのかと思ってましたが、そうでもありませんでした。
夜中に運転してて見え辛いと思ったら調整した方がいいようです。
よく4年も我慢したものですが、もっと早く調整すればよかったです。












※コメントは最大500文字、5回まで送信できます